電気(でんき)単位(たんい)について 単位(PDF)
電気防食(でんきぼうしょく)でよく使(つか)われる単位(たんい)
  • 電荷(でんか)・イオン
    物質(ぶっしつ)などが()びている電気(でんき)符号(ふごう)で、(せい)()(ふた)つがあって正電荷(せいでんか)負電荷(ふでんか)という名前(なまえ)をアメリカのベンジャミン・フランクリンという(ひと)がつけました。
    原子(げんし)分子(ぶんし)(なか)では、(せい)()電荷(でんか)がつりあっていますが、(した)()のように()電荷(でんか)()びた電子(でんし)がはなれると(せい)のほうが(おお)くなるので、正電荷(せいでんか)()びた状態(じょうたい)原子(げんし)分子(ぶんし)になります。
    この物質(ぶっしつ)(よう)イオンといいます。
  (ぎゃく)に、電子(でんし)()()ってしまったときには()電荷(でんか)のほうが(おお)くなり、負電荷(ふでんか)()びた状態(じょうたい)原子(げんし)分子(ぶんし)になります。
この物質(ぶっしつ)(いん)イオンといいます。
  イオンという名前(なまえ)は、イギリスの化学者(かがくしゃ)マイケル・ファラデーによってつけられました。
単位(たんい)はC(クーロン)でフランスの物理学者(ぶつりがくしゃ)シャルル・ド・クーロンにちなんでつけられました。1クーロンは、1秒間(びょうかん)に1アンペアの電流(でんりゅう)によって移動(いどう)する電荷(でんか)電気量(でんきりょう)(やく)6.24×1018()電子(でんし))に(ひと) しいとしています。

 1 C(クーロン) = 1 A(アンペア) × 1 S((びょう)

  • 電流(でんりゅう)
    電圧(でんあつ)電位差(でんいさ)〕によって電荷(でんか)()った粒子(りゅうし)電子(でんし)(なが)れることです。
    電流(でんりゅう)()きはプラスの電荷(でんか)()った粒子(りゅうし)移動(いどう)する方向(ほうこう)をいうため、電子(でんし)(うご)()きと電流(でんりゅう)()きは(ぎゃく)になります。単位(たんい)はA(アンペア)で、フランスの物理学者(ぶつりがくしゃ)アンドレ ・マリーアンペールにちなんでつけられました。1秒当(びょうあ)たり1クーロンの電荷(でんか)(約6.24×1018()電子(でんし)()電気(でんき)(りょう))が(なが) れることを1アンペアとしています。
  •  1 A(アンペア) = 1 C(クーロン) / 1 S((びょう)

    また、1オームの抵抗(ていこう)があるものに1ボルトの電圧(でんあつ) をかけたときに(なが)れる電流(でんりゅう) は1アンペアになります。(オームの法則(ほうそく)

     1 A(アンペア) = 1 V(ボルト) / 1 Ω(オーム)

  • 電圧(でんあつ)
    電圧(でんあつ)とは電位(でんい)()のことです。
    (たか)いところから(ひく)いところに(なが)れる(みず)でたとえると、(たか)さの()(おお)きいと(みず)(おお)(なが)れます。
    電気(でんき)ではこの(みず)(たか)さの()電位(でんい)()のことで、電圧(でんあつ)()てはまります。
  いつも使(つか)っている(たん)3や(たん)4という乾電池(かんでんち)は、プラスとマイナスの電位(でんい)()が1.5V(ボルト)なので電圧(でんあつ)が1.5V(ボルト)と()うことになります。
  記号(きごう)はEが()使(つか)われ、単位(たんい)はV(ボルト)です。イタリアの自然哲学者(しぜんてつがくしゃ)アレッサンドロ・ボルタにちなんでつけられました。
  1オームの抵抗(ていこう)のところに、1アンペアの電流(でんりゅう)(なが)すときに必要(ひつよう)電圧(でんあつ) が1ボルトとなります。

 1 V(ボルト) = 1 A(アンペア) × 1 Ω(オーム)

 また、1クーロンの電荷(でんか) が、1ジュールの仕事(しごと)をする電位(でんい)()を1ボルトとしています。

 1 V(ボルト) = 1 J(ジュール) / 1 C(クーロン)

  • 抵抗(ていこう)電気抵抗(でんきていこう)
    抵抗(ていこう)とは、電流(でんりゅう)(なが)れにくさのことです。
    記号(きごう)はR〔レジスタンスの頭文字(かしらもじ)英語(えいご)抵抗(ていこう)という意味(いみ)〕が()使(つか)われ、単位(たんい)はギリシャ文字(もじ)のオメガをつかってΩ(オーム)と(あらわ)します。ドイツの物理学者(ぶつりがくしゃ)ゲオルグ・ジーモン・オームにちなんでつけられました。
    なぜ単位(たんい)がアルファベットの「O(オー)」ではなくギリシャ文字(もじ)の「Ω(オメガ)」になったかというと数字(すうじ)の「0(ゼロ)」とまぎらわしいからだそうです。
    あるものに1ボルトの電圧(でんあつ)をかけたときに1アンペアの電流(でんりゅう)(なが)れたら、そのあるものは1オームの抵抗(ていこう)としています。これを「オームの法則(ほうそく) 」といいます。

    1 Ω(オーム) = 1 V(ボルト) / 1 A(アンペア)

    また 、 抵抗(ていこう)はコンダクタンスの逆数(ぎゃくすう )です。

    1Ω(オーム)= 1 / 1 S(ジーメンス)

 
抵抗(ていこう)(おお)きければ電流(でんりゅう)(なが)れにくい 抵抗(ていこう)(ちい)さければ電流(でんりゅう)(なが)れやすい
  • 抵抗率(ていこうりつ)電気抵抗率(でんきていこうりつ)
    抵抗(ていこう)は、(かたち)(おお)きさは関係(かんけい)なく電流(でんりゅう)(なが)れにくさを(あらわ)すことといいましたが、抵抗率(ていこうりつ)とはあるものの()まった(おお)きさ〔たとえば(たか)さ1m、(はば)1m、(なが)さ1mのようなサイコロみたいな(かたち)〕での抵抗(ていこう)です。
    この「抵抗率(ていこうりつ)」はいろいろな材料(ざいりょう)〔たとえば(てつ)、プラスチック、水(みず)など〕の電流(でんりゅう)(なが)れにくさを(くら)べるときに使(つか)います。
    記号(きごうはギリシャ文字(もじのρ(ロー)が(使(つかわれ、単位(たんいはΩ・m(オームメートル)です。

    ρ(ていこうりつ)= R(ていこう) ×( A(だんめんせき) / L(ながさ) )

  • コンダクタンスと導電率(どうでんりつ)電気伝導率(でんきでんどうりつ)
    コンダクタンスは、抵抗(ていこう)とは反対(はんたい)に「電流(でんりゅう)(なが)れやすさ」のことで、導電率(どうでんりつ)抵抗率(ていこうりつ)とは反対(はんたい)()まった(おお)きさでの「電流(でんりゅう)(なが)れやすさ」のことです。
    コンダクタンスの記号(きごう)は「G(ジー)」が()使(つか)われ、単位(たんい)は「S(ジーメンス)」です。ドイツの物理学者(ぶつりがくしゃ)エルンスト・ヴェルナー・フォン・ジーメンスという(ひと)にちなんでつけられました。
    導電率(どうでんりつ)(あらわ)記号(きごう)として()使(つか)われるのはギリシャ文字(もじ)の「σ(シグマ)」で、単位(たんい)は「S/m(ジーメンス(まい)メートル)」です。
    また、コンダクタンスは抵抗(ていこう)逆数(ぎゃくすう)です。

    1 S(ジーメンス) = 1 / 1 Ω(オーム)

    導電率(どうでんりつ)σも抵抗率(ていこうりつ)ρの逆数(ぎゃくすう)です。

    σ(シグマ) = 1 / ρ(ロー)

  • 電力(でんりょく)電力量(でんりょくりょう)仕事率(しごとりつ)仕事量(しごとりょう)
    電力(でんりょく)とは、1秒間(びょうかん)電気(でんき)ができるエネルギーの(おお)きさのことです。
    たとえば、電球(でんきゅうく)部屋(へや)(あか)るくしたり、エアコンで部屋(へや)(あたた)かくしたり、モーターで電車(でんしゃ)(うご)かしたり、電気防食(でんきぼうしょく)金属(きんぞく)をさびにくくしたり・・・いろいろなエネルギー((ひかり)(ねつ)運動(うんどう)化学(かがく)など)に()えることのできる電気(なが)のエネルギーの(おお)きさといったほうがわかりやすいかもしれません。
    60ワットの電球(でんきゅうく)より100ワットの電球(でんきゅうく)のほうが(あか)るいように、電気(でんき)ができる(ちから)(おお)きさのことです。
    電力(でんりょく)記号(きごう)直流(ちょくりゅう)場合(ばあい)は「P(ピー)」が()使(つか)われ、単位(たんい)は「W(ワット)」といい、スコットランドの数学者(すうがくしゃ)ジェームス・ワットにちなんでつけられました。
    直流電流(ちょくりゅうでんりゅう)1アンペアを電圧(でんあつ)1ボルトかけて(なが)した(とき)電力(でんりょく)を1ワットとしています。

    1 W(ワット) = 1 V(ボルト) × 1  A(アンペア)) 

    ここで、1ボルトは、1オームの抵抗(ていこう)に1アンペアの電流(でんりゅう)(なが)したものですから、(つぎ)のことが()えます。

    1 W(ワット) = 1Ω(オーム) × 1 A(アンペア)× 1 A(アンペア)

    ちなみに、(いえ)での電気代(でんきだい)は「Wh(ワット())」から計算(けいさん)されているものです。これを電力量(でんりょくりょう)といい電力(でんりょく)時間(じかん)をかけたもので、()使(つか)われる記号(きごう)は「W(ダブリュー)」です。

    1 Wh(ワット()) = 1 W(ワット)× 1h(時間)(じかん)

    たとえば100ワットの装置(そうち)を1時間運転(じかんうんてん)したときの電力量(でんりょくりょう)は100 Wh(ワット())となります。

    100 Wh(ワット())= 100 W(ワット) × 1h(時間(じかん)

    また、(ほか)電力量(でんりょくりょう)単位(たんい)で「J(ジュール)」が使(つか)われることもあり、イギリスの物理学者(ぶつりがくしゃ)ジェームス・プレスコット・ジュールにちなんでつけられています。
    ここでは、1 WS(ワットびょう)は1J(ジュール)と(おな)じとしています。