電気(でんき)()つけた(ひと)たち(電気用語(でんきようご)はどうやってついたのか) 人物(PDF)
ルイージ・ガルバーニ(1737(ねん)9(がつ)9(にち)〜1798(ねん)12(がつ)4(にち)
イタリアの物理学者(ぶつりがくしゃ)で、2種類(しゅるい)(ちが)金属(きんぞく)をカエルの神経(しんけい)にあてるとカエルの(あし)(うご)くことを発見(はっけん)した(ひと)。 ガルバーニは、動物(どうぶつ)電気(でんき)がたくわえられると(おも)ったのでこのことを「動物電気(どうぶつでんき)」と()づけました。 〔このことは(あと)でアレッサンドロ・ボルタによって、「動物(どうぶつ)」ではなく(ちが)種類(しゅるい)の「2種類(しゅるい)金属(きんぞく)」によるものと解明(かいめい)されました〕
ガルバーニの実験(じっけん)によって、「電気(でんき)」と「化学(かがく)」は(ふか)関係(かんけい)があると(かんが)えはじめられたことが、「電気化学(でんきかがく)」という学問(がくもん)(はじ)まりだったとも()えます。「ガルバニック腐食(ふしょく)」という言葉(ことば)(かれ)名前(なまえ)にちなんでつけられました。
アレッサンドロ・ボルタ(1745(ねん)2(がつ)18(にち)〜1827(ねん)3(がつ)5(にち)
イタリアの物理学者(ぶつりがくしゃ)で、ガルバーニの「動物電気(どうぶつでんき)」に疑問(ぎもん)()ち、自分(じぶん)実験(じっけん)して(ぎん)とスズの(ちが)種類(しゅるい)金属板(きんぞくばん)(かさ)ねて食塩水(しょくえんすい)をかけると電流(でんりゅう)(なが)れることを発見(はっけん)した(ひと)です。 このように2(まい)(ちが)種類(しゅるい)金属板(きんぞくばん)食塩水(しょくえんすい)のような電解質(でんかいしつ)使(つか)ってできる電池(でんち) を「ボルタ電池(でんち)」と()い、この電気(でんき)を「金属電気(きんぞくでんき)」と()ったそうです。電圧(でんあつ)単位(たんい)「V(ボルト)」は、(かれ)名前(なまえ)にちなんでつけられました。
アンドレ・マリー・アンペール(1775(ねん)1(がつ)22(にち)〜1836(ねん) 6(がつ)10(にち)
フランスの物理学者(ぶつりがくしゃ)で、電流(でんりゅう)(なが)した2(ほん)導線(どうせん)がお(たが)影響(えいきょう)しあうことを()つけ、電流(でんりゅう)(なが)れる()きと磁力(じりょく)()きには一定(いってい)関係(かんけい)がある「アンペールの法則(ほうそく)」を発見(はっけん)した(ひと)です。
電磁気学(でんじきがく)」という学問(がくもんく)創始者(そうししゃ)一人(ひとり)で、電流(でんりゅう)単位(たんい)「A(アンペア)」は(かれ)名前(なまえ)にちなんでつけられました。
ゲオルグ・ジーモン・オーム(1789(ねん) 3(がつ)16(にち)〜1854(ねん)7(がつ)6(にち)
ドイツの物理学者(ぶつりがくしゃ)で、「電圧(でんあつ)電流(でんりゅう) × (かける)抵抗(ていこう)である」という有名(ゆうめい)な「オームの法則(ほうそく)」を発見(はっけん)した(ひと)です。発見(はっけん)した「オームの法則(ほうそく)」は当初(とうしょ) 自分(じぶん)(くに)のドイツでは(みと)めてもらえず、イギリスで表彰(ひょうしょう)されてからやっと世間(せけん)(みと)められたそうです。抵抗(ていこう)単位(ていこう)「Ω(オーム)」は、(かれ)名前(なまえ)にちなんでつけられました。
シャルル・オギュスタン・ド・クーロン(1736(ねん)6(がつ)14(にち)〜1806(ねん)8(がつ)23(にち)
フランスの物理学者(ぶつりがくしゃ)で、「(ふた)つの電荷(でんか)()った粒子(りゅうし)(あいだ)(はたら)(ちから)は、(ふた)つの電荷(でんか)をかけたものに比例(ひれい)して、粒子間(りゅうしかん)距離(きょり)の2(じょう)距離(きょり)の2(じょう)とは、距離(きょり) × (かける)距離(きょり)〕に反比例(はんぴれい)する」という電荷(でんか)距離(きょり)とその(あいだ)(はたらく)(ちから)関係(かんけい)発見(はっけん)しました。 その関係(かんけい)磁力(じりょく)関係(かんけい)にもあてはまり「(ふた)つの磁極間(じきょくかん)(はたら)(ちから)は、(ふた)つの磁力(じりょく)をかけたものに比例(ひれい)して、磁極間(じきょくかん)距離(きょり)の2(じょう)距離(きょり)の2(じょう)とは、距離(きょり) × 距離(きょり)〕に反比例(はんぴれい)する」と発表(はっぴょう)しました。これを「クーロンの法則(ほうそく)」といい「電磁気学(でんじきがく)」の基礎(きそ)となり、電荷(でんか)電気量(でんきりょう)単位(たんい)「C(クーロン)」は(かれ)名前(なまえ)にちなんでつけられました。
マイケル・ファラデー(1791(ねん) 9(がつ)22(にち)〜1867(ねん) 8(がつ)25(にち)
イギリスの化学者(かがくしゃ)物理学者(ぶつりがくしゃ)で、「コイル〔()いた導線(どうせん)〕に磁石(じしゃく)(ちか)づけたり(はな)したりする変化(へんか)割合(わりあい)に、コイルに(なが)れる電気(でんき)比例(ひれい)する」という「ファラデーの電磁誘導(でんじゆうどう)法則(ほうそく)」や、「電解質(でんかいしつ)(なか)電気分解(でんきぶんかい)した物質(ぶっしつ)(りょう)は、(なが)れた電気量(でんきりょう)比例(ひれい)する」という「ファラデーの電気分解第一法則(でんきぶんかいだいいちほうそく)」などの電気(でんき)磁力(じりょく)規則性(きそくせい)発見(はっけん)した(ひと)です。 この当時(とうじ)、「電子(でんし)」の存在(そんざい)()られていませんでしたが、(かれ)発見(はっけん)は「電子(でんし)」の存在(そんざい)意識(いしき)しているものと(かん)じさせます。 電気分解(でんきぶんかい)実験(じっけん)をしているときに、粒子(りゅうし)自分(じぶん)電荷(でんか)逆符号(ぎゃくふごう)電極(でんきょく)移動(いどう)することを()つけ、その粒子(りゅうし)をギリシャ()で「()く」という意味(いみ)の「イオン」と()づけたのもファラデーです。 静電容量(せいでんようりょう)電荷(でんか)(たくわ)えられる(りょう)〕の単位(たんい)「F(ファラド)」や、「ファラデー定数(ていすう)」などは(かれ)名前(なまえ)にちなんでつけられました。
ハンフリー・デービー(1778(ねん)12(がつ)17(にち)〜1829(ねん) 5(がつ)29(にち)
イギリスの化学者(かがくしゃ)でファラデーの先生(せんせい)でした。「カリウム:K」「ナトリウム:Na」「カルシウム:Ca」「ストロンチウム:Sr」「バリウム:Ba」「マグネシウム:Mg」という元素(げんそ)発見(はっけん)した(ひと)です。 6つも元素(げんそ)発見(はっけん)したのはデービーだけだそうです。デービーは、(ふね)(そと)につけられている(よご)防止用(ぼうしよう)の「銅版(どうばん)」に「亜鉛(あえん)」や「(てつ)」をつけることにより「(どう)()びなくなる」ことを()つけました。 デービーははじめて「電気防食(でんきぼうしょく)」をおこなった(ひと)だと()えます。デービーはいろいろな発見(はっけん)をした(ひと)ですが、(かれ)一番(いちばん)発見(はっけん)は「ファラデーを発見(はっけん)したこと」だと()われています。
エルンスト・ヴェルナー・フォン・ジーメンス(1816(ねん)12(がつ)13(にち)〜1892(ねん)12(がつ)6(にち)
ドイツの電気技術者(でんきぎじゅつしゃ)発明家(はつめいか)で、「電気(でんき)めっき」や「電気機関車(でんききかんしゃ)」、「電線製造機(でんせんせいぞうき)」などを発明(はつめい)した(ひと)です。電気(でんき)(なが)れやすさ「コンダクタンス」の単位(たんい)「S(ジーメンス)」は、(かれ)名前(なまえ)にちなんでつけられました。
ジェームス・プレスコット・ジュール(1818(ねん)12(がつ)24(にち)〜1889(ねん)10(がつ)11(にち)
イギリスの物理学者(ぶつりがくしゃ)で「熱力学(ねつりきがく)」という学問(がくもん)でとても重要(じゅうようく)(ひと)です。
電流(でんりゅう)(なが)れたときに()(ねつ)(りょう)は、抵抗(ていこう) × (かける)電流(でんりゅう)の2(じょう)電流(でんりゅう)の2(じょう)は、電流(でんりゅう) × (かける)電流(でんりゅう)〕に比例(ひれい)する」という「ジュールの法則(ほうそく)」を発見(はっけん)した(ひと)です。 それまで(かんが)えられていた「(ねつ)から仕事(しごと)()()す」というものから「仕事(しごと)から(ねつ)()()す」とそれまでとは(ぎゃく)(あた)しい(かんが)(かた)確立(かくりつ)しました。 「電気化学(でんきかがく)」という学問(がくもん)とはあまり関係(かんけい)なさそうですが、金属(きんぞく)腐食(ふしょく)(かんが)(かた)もこの「電気(でんき)熱量(ねつりょう)関係(かんけい)」に(ふか)くかかわっています。
エネルギーや熱量(ねつりょう)の単位(たんい)「J(ジュール)」は(かれ)名前(なまえ)にちなんでつけられました。
ジェームズ・ワット(1736(ねん) 1(がつ)19(にち)〜1819(ねん) 8(がつ)19(にち)

スコットランドの数学者(すうがくしゃ)技術者(ぎじゅつしゃ)でもあったワットは、効率(こうりつ)()蒸気機関(じょうききかん)発明(はつめい)した(ひと)です。しかも、その蒸気機関(じょうききかん)()(ちから)単位(たんい)「W(ワット)」いう自分(じぶん)名前(なまえ)単位(たんい)(つく)りました。
この「W(ワット)」いう単位(たんい)は、仕事率(しごとりつ)電力(でんりょく)単位(たんい)としても使(つか)われていて、「1ワットは電圧(でんあつ)×(かける)電流(でんりゅう)(ひと)しい」と()うことになっています。 そういえば「電圧(でんあつ)抵抗(ていこう)×(かける)電流(でんりゅう)(ひと)しい」と「オームの法則(ほうそく)」でいっていましたから、()いかえれば「1ワットは抵抗(ていこう)×(かける)電流(でんりゅう)の2(じょう)電流(でんりゅう)の2(じょう)は、電流(でんりゅう) × (かける)電流(でんりゅう)〕に(ひと)しい」ということになります。これは「ジュールの法則(ほうそく)」と(おな)じです。電流(でんりゅう)などは1(びょう)あたりの電気(でんき)単位(たんい)なので「1ワットは、1(びょう)あたりの1ジュールに(ひと)しい」と()えます。
ウィリアム・トムソン(1824(ねん) 6(がつ)26(にち)〜1907(ねん)12(がつ)17(にち)
イギリスの物理学者(ぶつりがくしゃ)で「ひとつの金属(きんぞく)(うえ)(はし)(はし)温度(おんど)(ちが)いがあるときに電流(でんりゅう)(なが)したら、(ねつ)()したり吸収(きゅうしゅう)したりする」という「トムソン効果(こうか)」を発見(はっけん)しました。 そのほかにもトムソンがやったことは「(ねつ)をすべての仕事(しごと)()えることはできない」という「熱力学第二法則(ねつりきがくだいにほうそく)」や、ジュールといっしょに発見(はっけん)した「気体(きたい)をあたためないで気体(きたい)(おお)きさを(おお)きくしていったら、その気体(きたい)温度(おんど)(ちい)さくなる」という「ジュール=トムソン効果(こうか)」などがあり、「絶対温度(ぜったいおんど)」という(かんが)えを(みちびき)()しました。
(のち)ににトムソンに関係(かんけい)(ふか)い「ケルビン(かわ)」にちなんで「ケルビン(きょう)」と()ばれるようになり、温度(おんど)熱力学温度(ねつりきがくおんど)絶対温度(ぜったいおんど)〕の単位(たんい)「K(ケルビン)」は(かれ)にちなんでつけられました。
ウィリアム・クルックス(1832(ねん) 6(がつ)17(にち)〜1919(ねん) 4(がつ) 4(にち)
イギリスの化学者(かがくしゃ)物理学者(ぶつりがくしゃ)でクルックス(かん)発明(はつめい)し、「陰極線(いんきょくせん)放電現象(ほうでんげんしょう)〕」というものを使(つか)った実験(じっけん)から、陰極線(いんきょくせん)は「帯電(たいでん)した(ちい)さい(つぶ)」であることを発見(はっけん)しました。これは(のち)に「電子(でんし)」と()づけられました。
ジョセフ・ジョン・トムソン(1856(ねん)12(がつ)18(にち)〜1940(ねん) 8(がつ)30(にち)
イギリスの物理学者(ぶつりがくしゃ)で、クルックスの実験(じっけん)刺激(しげき)されて陰極線(いんきょくせん)研究(けんきゅう)をした(ひと)であり「電子(でんし)電荷(でんか)」「電子(でんし)電荷(でんか)質量(しつりょう)関係(かんけい)」について測定(そくてい)して、「電子(でんし)」があることを発見(はっけん)した(ひと)です。
タレス 紀元前(きげんぜん)624(ねん)紀元前(きげんぜん)546年頃(ねんごろ)
古代(こだい)ギリシャの記録(きろく)(のこ)(もっと)(ふる)哲学者(てつがくしゃ)で、「琥珀(こはく)〔コハク〕をこすると(もの)がすいつく」ことを発見(はつけん)した(ひと)()われていて、()いかえれば「電気(でんき)静電気(せいでんき)摩擦電気(まさつでんき)〕」を発見(はっけん)した(ひと)だと()えます。
ウィリアム・ギルバート(1544(ねんく) 5(がつ)24(にち)〜1603(ねん)12(がつ)10(にち)
イギリスの物理学者(ぶつりがくしゃ)琥珀(こはく)〔コハク〕をつかった「摩擦電気(まさつでんき)」の研究(けんきゅう)をした(ひと)で、ギリシャ()の「琥珀(こはく)〔elektron〕」から「電気(でんき)〔electricity〕」という言葉(ことば)をはじめて(つく)った(ひと)です。「地球(ちきゅう)(おお)きな磁石(じしゃく)だ」と()った(ひと)で「磁気学(じきがく)(ちち)」と()われています。
オットー・フォン・ゲーリケ(1602(ねん)11(がつ)30(にち)〜1686(ねん) 5(がつ)21(にち)
ドイツのマグデブルク()市長(しちょう)だった(ひと)化学者(かがくしゃ)でもあった(ひと)で、「真空(しんくう)ポンプの発明(はつめい)」や「マグデブルグの半球(はんきゅう)実験(じっけん)」をしました。(かれ)発明(はつめい)(なか)に「硫黄(いおう)(たま)回転(かいてん)させて静電気(せいでんき)()こす摩擦起電機(まさつきでんき)」というものがあり、「人間(にんげん)()(つく)った電気(でんき)火花(ひばな)」をはじめて()(ひと)()われています。
ベンジャミン・フランクリン(1706(ねん) 1(がつ) 6(にち)〜1790(ねん) 4(がつ)17(にち)
アメリカの政治家(せいじか)物理学者(ぶつりがくしゃ)だった(ひと)で、(たこ)使(つか)ったカミナリの実験(じっけん)(おこな)い「カミナリと摩擦電気(まさつでんき)(おな)じもの」「電気(でんき)には、(せい)()〔プラスとマイナス〕がある」ということを確認(かくにん)した(ひと)です。
ベンジャミン・フランクリンのまねをしてカミナリの実験(じっけん)をした(ひと)(なか)には、不幸(ふこう)にも(いのち)(おと)としてしまった(ひと)もいるそうです。
ベンジャミン・フランクリンは、建物(たてもの)にカミナリが()ちなくなる装置(そうち)避雷針(ひらいしん)」と()うものを発明(はつめい)して(おお)くの(ひと)たちをカミナリから(すく)いました。