
2024年度新卒入社 N さん港湾技術担当
現場で腐食を目の当たりにし
湧き上がった防食への使命感
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マイナスをゼロに近づける
電気防食に携わりたいQ.入社の決め手はなんですか?
もともと「ものづくり」に興味があり、その根本となる材料について深く学びたいと思い、大学では材料工学科を専攻。金属や有機物など、さまざまな材料の性質や特徴について勉強しました。
なかでも防食に興味を持ったのは、大学3年生のとき。研究室を選ぶ際に出会った「腐食防食は金属の医者である」という言葉に心魅かれ、防食を専門にする研究室へ進みました。そこで、当社で活躍する先輩方が多いことを知り、ナカボーテックの存在を初めて知りました。
さらに、当社の社員から直接受けた講義で、インフラ構造物の腐食を防ぐことで延命化や長寿命化を実現し、経済的損失を削減できることを学び、防食が社会基盤を守るために不可欠な役割を果たすことを実感。私もこの分野で貢献したいと強く感じました。
大学で学んだ知識を生かし、腐食の「マイナス」を電気防食で「ゼロ」に近づける維持管理に携わりたいと考え、入社を決意しました。
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現場の安心を支えるのは
コミュニケーション力Q.現在携わっている仕事について教えてください
港湾事業を担当し、工事の施工管理業務を行っています。
工事前には、材料の手配や必要書類の作成をはじめ、お客さまや協力会社と現場の下見や打ち合わせを重ね、作業方法や資機材の置き場を決定します。現場では、材料の搬入や進捗確認、作業予定の共有を密に行い、工事を進めています。作業終了後には上司や先輩への報告を欠かさず、疑問点や問題があれば速やかに相談しています。
この仕事で求められるのは、コミュニケーション力。密な連携が作業の進行に直結するため、相手としっかり向き合う姿勢が重要です。
私の現場では潜水士さんとの作業が多く、体調チェックは必須。日々の声掛けが欠かせません。年上の方が多い現場ですが、先輩方が築いてくださった信頼関係のおかげで、私も安心してコミュニケーションを取ることができています。
先輩から頼られる喜び
その期待に全力で応えたい
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普段は見ることができない
内部構造を見て学ぶQ.印象的だった経験を教えてください
本来は立ち入ることができない施設内で、先輩の調査業務に同行させていただいた経験です。
普段見ることのできない内部構造に触れたときの驚き。それは想像以上の腐食状態でした。この現実を目の当たりにして、防食の重要性を改めて強く感じました。
橋梁の橋脚部の電気防食装置の調査では、高速道路の内部を進むという貴重な経験もしました。普段見ることのできない場所を知り、学ぶ。これこそが現場の醍醐味だと感じます。
この経験を通じて、当社の防食技術がインフラ構造物を支え、社会に貢献していることを実感しました。
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先輩に認めてもらえたことが大きな励み
Q.やりがいを感じるのはどんなときですか?
上司や先輩から依頼された業務を完成させたときの達成感です。図面の作成やお客さま向けの書類作成では、自分で調べながら進めることが求められます。自分の力でやり遂げた喜びはもちろんですが、任せてもらえたこと自体が嬉しく、その期待に全力で応えたいという思いが、やりがいにつながっています。
また、港湾の現場では、着船状況に応じて作業場所や時間が変化します。業者の方々との密な連携によって工程通りに作業を進められたとき、チームの力を実感し、大きなやりがいを感じます。
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手厚いサポートにより
若手でも挑戦できる環境Q.社内(部署)はどのような雰囲気ですか?
わからないことや困ったことがあれば、すぐに相談できる雰囲気です。若手社員も挑戦しやすい環境が整っています。
初めて一人で現場を任されたときは、準備する書類や道具について先輩方が確認してくださり、安心して臨むことができました。工事初日には先輩が一緒に現場に来てくれて、流れを教えてくれたり、相談に乗ってくれたりと手厚いサポートが本当に心強かったです。
こうしたサポートのおかげで、安心して一歩を踏み出せたと思っています。
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家族と過ごす休日がリフレッシュに
Q.休日の過ごし方を教えてください
実家暮らしなので、週末は家族と過ごすことが多いですね。一緒にショッピングモールに行って買い物をしたり、美味しいものを食べたりして、リフレッシュしています。
長期休暇には家族や親戚と旅行するのが楽しみのひとつ。今年は新潟と福島を訪れました。福利厚生制度を活用して、宿泊費を抑えながら楽しい時間を過ごせたのが嬉しかったです。素敵な思い出になりました。
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業界を牽引する
電気防食のリーディングカンパニーQ.あなたが思う当社の強みとは何ですか?
電気防食のリーディングカンパニーとして確立された地位。これが当社の大きな強みです。
また、調査から施工、維持管理まで一貫して対応するトータル受注システム。この仕組みにより品質の統一が図られ、設計意図や施工基準がしっかり守られます。さらに、コスト削減や工期短縮にもつながり、お客さまの満足度向上を実現していると感じます。
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業務に真摯に取り組む集団
Q.ナカボーテックを一言で表すと?
「業務に真摯に取り組む集団」です。お客さまのニーズに応える姿勢、技術力の向上に挑戦する姿勢。そのどちらも真剣そのものです。
このひたむきな取り組みが、当社の信頼と評価を支えていると感じます。私もその一員として、誠実に業務に向き合いたいと思います。さまざまな事業を経験し
防食のスペシャリストを目指すQ.将来挑戦したいことや目標を教えてください
今の目標は、港湾事業における専門知識を深めることです。
現場ごとに異なる環境に対応できる力を身につけ、調査や点検業務では、原因分析から適切な提案まで行えるようになりたい。そして、他事業にも挑戦して幅広い知識を習得し、多方面で活躍できる存在を目指します。
工事ではその現場ごとに環境が大きく異なってくることもあるため、どのような現場にも対応し、無事に現場を終えられるように意識していきたいです。
ある1日のスケジュール
7:20 | 現場到着 |
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8:00 | 朝礼(施工内容、安全注意事項周知、潜水士体調チェック) |
8:30 | 現場巡視 |
10:00 | 休憩 |
10:30 | 現場巡視 |
12:00 | 昼休憩 |
13:00 | 現場内打合せ(進捗状況の確認) |
13:10 | 現場巡視 |
14:30 | 休憩 |
15:00 | 現場巡視 |
16:10 | 片づけ |
16:30 | 終礼 |
17:30 | お客さまに報告(進捗、翌日の予定) |
18:30 | 帰社(上司・先輩に報告、相談、書類作成) 退社 |