MENU

NAKABOHTECNAKABOHTEC
RECRUITING SITE

通年採用実施中 ENTRY

通年採用実施中ENTRY

MISSION MAP事業紹介

ナカボーテックが守るインフラマップ

何もしなければ老朽化していく構造物に対し、自然の流れに逆らい、
人類のタイムスパンではこれを停止あるいは遅らせる技術がナカボーテックの防食技術です。
ここで紹介するように、多岐にわたる対象構造物や腐食環境条件等、領域ごとに事業を分類しています。
これら5つの事業について紹介します。

image

港湾事業

海洋大国、日本。港湾施設は輸出入や漁業など我が国の経済を支える重要な拠点です。これら、岸壁・桟橋・物揚げ場・護岸・防波堤などに使用されている基礎鋼材を腐食から守るのが港湾事業です。
港湾施設は常に海水の影響を受ける過酷な腐食環境に晒されています。構造物を支える鋼材の一部が腐食・損傷すると施設の供用に支障をきたし、そのまま放置すると大きな事故につながる可能性もあります。施設を長期間にわたり安全に使用するために、最適な防食対策の適用は不可欠です。
当社では日本の海洋の特性を把握し、お客様の要望にあった防食対策をご提案します。主力製品であるアルミニウム合金陽極による電気防食工法やペトロラタム被覆工法は長年の実績があり、官公庁から民間企業まで多くのお客様から高い信頼を得ています。当社は腐食調査から防食設計・提案まで幅広く腐食問題に対応し我が国の港湾施設の維持・延命化に貢献しています。

image

地中事業

我々の生活に欠かせないガス・水道などは、地下埋設配管で都市部まで運ばれてきます。これらの配管設備やタンク、建物基礎杭など地中に埋設された設備を腐食による損傷から守るのが地中事業です。
地下埋設配管の多くは鋼材が使用されていますが、土壌環境によっては激しく腐食する場合があります。また、電鉄の影響によって腐食を起こす電食といわれる現象にも注意が必要です。万一、腐食によって配管が大きく損傷してしまうと供給停止となって産業や生活に支障があるばかりでなく、ガスなどの漏洩で大きな災害につながる恐れもあるため、きめ細かい防食対策とモニタリングによる管理が必要です。
地中埋設設備は直接で見ることや触れることができません。そのため、電気防食工事は地表面から配管付近にボーリングで削孔し電極設置を行うなど特殊な技術を用います。地中深く埋設された配管や基礎杭、タンクなど見えない様々な対象物に対して、防食提案・設計・施工・維持管理まで総合的に高い技術力でサービス&サポートを提供し生活基盤の安全安心に貢献しています。

image

陸上事業

我々の生活に欠かせない電気は発電所でつくられます。沿岸部にある火力・原子力発電所では、海水を使用する復水器や熱交換器、ポンプ、配管といった装置が多く使われています。化学製品を製造する化学プラントにも同様の装置があります。こうした機械装置を腐食から守るのが陸上事業です。
また、水力発電所はダムの水を利用した発電設備ですが取水設備は鋼材で造られています。その他、治水・利水を目的としたダム・堰・水門なども複雑な腐食環境にさらされています。こうした、発電設備や化学プラントなどの製造プロセスに使われる種々の装置には、鋼材だけでなくステンレス鋼や銅、チタンなど多種の金属が使われているほか、使用環境も海水や淡水、使用温度も様々であり、腐食環境は多様で複雑です。防食対策の検討も高い技術力を必要とします。
陸上事業では、発電設備だけでなくあらゆる腐食の課題に対応します。腐食調査や防食検討など幅広い知見とこれまでの実績から、お客様とともに腐食問題に取り組んでまいります。

image

RC事業

RC事業はRebar Corrosionの略で、コンクリート中の鋼材を腐食から守るための電気防食の設計・施工・維持管理を行っています。コンクリート構造物、特に橋梁や桟橋といった施設は公共性が高いことから重要度が高く、半永久的な耐久年数と信頼性が求められます。しかし実際には、海より飛来する塩分や凍結防止剤に含まれる塩分の影響でコンクリート中の鋼材が腐食膨張し、コンクリートのひび割れ、剥離剥落により劣化を促進することがわかってきました。このような現象を塩害といい、長寿命化対策および国土強靭化を進める中で大きな課題となっています。電気防食は含侵材や塗装、断面修復といったその他の塩害対策とは異なり、コンクリート中にどれだけ多くの塩分が入っていたとしても防食電流によって鉄筋の腐食を軽減・防止することが可能となるユニークな技術です。当社の豊富な経験に基づく電気防食技術は、塩害対策の有効な手段として広く採用されています。

image

洋上風力事業

政府が2020年に宣言した「2050年カーボンニュートラル」における重点分野の一つとして、期待されているのが洋上風力発電です。洋上風力事業は、洋上風力発電を支える洋上風力の基礎部分の腐食対策において最も効果的である電気防食の設計・調達・施工・維持管理を行っています。
当社は、欧州の洋上風力基礎のトップメーカーであるCORROSIONと日本国内における洋上風力発電分野での事業展開を目的に、2020年10月に協働の覚書を締結し、2021年6月には、日本国内における洋上風車基礎への同社ICCPシステムの独占販売を行う旨の契約を取り交わしました。
これまで培ってきた火力発電所や原子力発電所の様々な施設や設備の防食・保守管理に関する経験・知見を活かしながら、国内初となる洋上風力基礎に対する電気防食を行っています。

ナカボーテックには
社会が抱える腐食に関する
問題を解決できる
たしかな技術があります。

社会の安心・安全を支える社会の安心・安全を支える

事業サイクル

当社の特徴として、
調査・診断から対策提案・防食設計、
材料調達・製造、対策工事、維持管理まで
一貫した独自の販売システムにより
多種多様な現場ニーズにきめ細かく
的確に対応した事業サイクルを構成しています。

  • 調査・診断

    構造物の劣化状況を把握するためには、腐食の原因や環境条件、現場条件の把握が重要となります。これまで培ってきた豊富な知見、過去のデータや現場条件をもとに効率的で適切な調査方法を提案し、実施します。
    そのうえで、調査結果から構造物の劣化状態を判断し、その要因を特定します。
    また、当社技術開発センターでは、水溶液・土壌・コンクリート・大気など様々な環境での腐食原因を究明するための高度な測定機材を揃えており、劣化に関する分析・研究業務も行っています。

  • 対策提案・防食設計

    診断および評価結果を基に、構造物の劣化状況に応じて数種の対策工法を抽出します。その中から、機能性、施工性および経済性などを比較検討し最適な対策の詳細提案および防食設計を企画提案致します。

  • 材料調達・材料製造

    工事が発注された際は、防食設計を元に適切な材料を調達します。
    また、自社製品については当社上尾工場で材料製造を行います。

  • 対策工事

    調査、設計によって作成された仕様書に基づき施工計画書を作成します。様々な環境・条件に対応できる豊富な製品ラインナップで高品質な対策工事を行います。
    完成後は、効果確認を行います。
    代表的な施工例で言えば、港湾施設の電気防食工事の場合、その大半がアルミニウム合金陽極(ALAP)の取り付け工事で、陽極を対象物の所定の位置に水中溶接作業で取り付けを行います。

  • 維持管理

    例えば長期耐用年数のアルミニウム合金陽極を取り付けた場合、期限後の陽極取替工事計画をたてるため、所定の年数が経過した時点で陽極の消耗状態を調査します。また定期的に電位測定を行うことで防食効果の確認を定量的に行うことができます。
    ガス、石油、水道等の地下埋設管は、周辺の土壌環境の変化や、他管路の電気防食装置あるいは電車の軌道からの漏れ電流の影響もあり、電気防食施工当初と条件が変わる場合があります。これらの変化、影響に対処するために定期的な維持管理を行います。

TOPへ戻る