
2024年度新卒入社 K さん港湾事業担当
「終わったー!」初担当の現場で刻んだ
忘れられない達成感
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知識を社会に役立てたい——
腐食を「防ぐ」仕事との出会いQ.入社の決め手はなんですか?
大学ではステンレスの腐食について研究しており、そこで得た知識を生かせる仕事を探していました。そんなとき、教授から勧められたのがナカボーテックです。
腐食の原因を追うのではなく、「腐食から守る」という逆の発想に興味を持ち、説明会や講義で話を聞くうちに、防食の仕事が社会インフラの延命化に欠かせない分野であることを知りました。
自分の学びを通して社会の安全を支えることができる。その責任の大きさと意義に惹かれ、入社を決めました。 
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港湾を支える“縁の下の力持ち”として
現場の安全と品質を守るQ.現在携わっている仕事について教えてください
港湾事業を担当し、岸壁や桟橋などの港湾構造物の防食工事や、調査・点検業務に携わっています。
現場では、作業員の方々や元請けとの間に立ち、工程の管理や安全面の確認をします。工事を円滑に進めるには、報告・連絡・相談を綿密に行い、事前準備を入念に行うことが欠かせません。
とくに現場前には、上司や先輩から過去のトラブル事例を聞き、起こりうる状況を想定しておくようにしています。報告書をまとめやすくするため、作業の流れを事前にイメージして準備を整えることも心がけています。こうした積み重ねによって、徐々に現場全体の流れをつかめるようになりました。
入社当初に比べると、社会人としての意識も大きく変わりました。早朝からの現場にも自然と対応できるようになり、こまめな報連相も習慣に。少しずつですが、自分でも“現場を回す力”が身についてきたと感じています。
成功も失敗も
成長の糧に変えていく
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初めての現場で学んだのは
準備とチームワークの大切さQ.印象的だった経験を教えてください
初めて現場を任されたのは、河川に設置された矢板の防食工事でした。協力会社の方々と連携しながら、ナカボーテックの担当者として一人で現場を管理する立場に。初挑戦ということもあり、不安や緊張の連続でした。
必要書類を車に置き忘れて取りに戻ったり、関西弁が聞き取れず戸惑ったり……。失敗も多くありましたが、その一つひとつが学びとなり、事前準備やコミュニケーションの大切さを身をもって実感しました。
およそ1〜2か月にわたる現場でしたが、すべてを無事に終えたときの達成感は格別でしたね。帰りの車中で思わず「終わったー!」と叫び、胸が熱くなったのを覚えています。その日の夜に飲んだビールは、これまでで一番おいしかったかもしれません(笑) 
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「よくやった」のひと言が
努力が報われた瞬間だったQ.やりがいを感じるのはどんな時ですか?
任された現場を無事に終え、「よくやった」と声をかけてもらえたときです。
担当した橋梁の防食工事では、1メートル×20センチのNAKAROD®を1,000本設置しました。およそ2か月にわたる長期出張で、体力的にも精神的にも大変でしたが、トラブルなくスケジュール通りに完了できました。
現場では自分が最年少。経験も浅い中で、ベテランの協力会社の方々に「こうしてください」と指示を出すのは勇気がいりましたが、皆さんが真剣に応えてくださったおかげで、最後までやり遂げることができました。
作業が終わったあと、先輩から「協力会社さんが褒めてたよ」と聞いたときは、胸の奥から嬉しさが込み上げました。努力が報われた瞬間でした。
出張の機会も多く、年に10回以上さまざまな現場を経験しています。現地では仕事の合間に観光地を訪れたり、その土地の名産を味わったりするのも楽しみのひとつ。和歌山県の現場出張の際は、世界遺産の「那智の滝」を訪れ、自然のスケールに圧倒されましたね。
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若手が相談しやすい
活気ある大阪支店Q.社内(部署)はどのような雰囲気ですか?
大阪支店は若手社員が多く、活気があります。年の近い先輩も多いため、困ったときはすぐに相談できる環境です。
仕事中は真剣そのものですが、昼休みには一緒にランチをしたり談笑したりと、オン・オフのメリハリも。営業と技術の連携も密で、情報共有がスムーズな点も魅力だと感じます。 
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仲間と過ごす時間でリフレッシュ
Q.休日の過ごし方を教えてください
休日は同期や友人と映画を観たり飲みに行ったり、サウナで汗を流したりと、気持ちをリセットする時間を大切にしています。
最近は念願のバイクを購入し、同期とツーリングに出かけるのが楽しみのひとつ。旅先ではご当地グルメを味わいながら、心も体もリフレッシュしています。
長期休暇には福利厚生制度を活用して旅行へ。昨年は群馬の草津温泉に行ってきました。 
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社会に欠かせない防食技術で
安定した需要と信頼を築くQ.あなたが思う当社の強みとは何ですか?
インフラ設備の防食というニッチな分野ながら、社会に欠かせない需要がある点です。
ナカボーテックはその中でもリーディングカンパニーとして確立された地位を持ち、長年の経験と技術を積み重ねてきました。今後、老朽化が進む社会インフラの中で、その存在感はさらに大きくなると感じています。
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挑戦と学びを重ねて成長する
技術者集団Q.ナカボーテックを一言で表すと?
「挑戦と学びを重ねて成長する技術者集団」です。
インフラ設備の防食は、施工の成果がすぐに現れるものではなく、数年から数十年という長い年月を経て評価されます。そのため、先輩方が過去に手がけた設備の状態を今になって確認する機会も多くあります。
結果が期待通りのときもあれば、思わぬ課題が見つかることもあります。ですが、どんな結果も次につなげ、学びとして蓄積していく——。その姿勢こそが、ナカボーテックという会社の大きな特徴だと思います。
長期的な視点で経験を積み重ね、成功も失敗も糧に変えていく。そんな先輩方の姿を見て、自分もこの集団の一員として成長していきたいと感じています。 
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経験を積み重ね
幅広い分野で活躍できる技術者にQ.将来挑戦したいことや目標を教えてください
まずは港湾事業の専門知識を深め、施工管理技士などの資格を取得することが目標です。将来的には、地中や陸上、RCなど事業を問わず幅広い分野で活躍できるゼネラリストを目指しています。
他の事業を知ることで、自分の担当分野の理解もより深まり、視点が広がると感じています。多様な現場を経験し、得た知識を互いに活かし合うことで、より高いレベルの技術力を身につけたい。そして、幅広い視点から物事を捉えられる技術者として成長していきたいです。
ある1日のスケジュール
| 7:20 | 現場到着 |
|---|---|
| 8:00 | 朝礼・作業開始 |
| 10:00~10:30 | 休憩 |
| 12:00 | 昼食 |
| 13:00 | 現場内打合せ |
| 14:30~15:00 | 休憩 |
| 16:20 | 作業終了・片付け |
| 16:40 | 翌日の打合せ |
| 17:40 | 帰社後、写真整理や書類作成 |
| 18:30 | 退社 |
