点検メンテナンス

アルカリ環境下であるコンクリート内の鉄筋に対する電気防食工法は、防食電位の絶対値を設定することが実用的に難しいため、方式に関わらず電位変化量(復極量・分極量)が100mV以上を満足していれば、防食効果が良好と定量的に判定するものと定められています。電位変化量の測定は、あらかじめ設置された測定用の照合電極というセンサーを用いて行います。外部電源方式の場合は直流電源装置内、流電陽極方式はモニタリングボックス内でそれぞれ測定ができます。
防食効果の確認のほか、外部電源方式は直流電源装置を用いて防食電流を供給する方式のため、電気設備の点検も行います。

直流電源装置

外形
内部

モニタリングボックス

外形
内部